当院のクリーニング治療の特徴
- 痛みのないクリーニングを行います
- 着色を取り、自然な歯の白さを取り戻します
- 国家資格を持った歯科医師・歯科衛生士のみが対応します
当院のクリーニング治療
-
歯石除去
プラークが石灰化すると歯石になります。
歯石は歯磨きで取り除くことができないため、歯科医院でスケーラーという器具を使って機械的に剥がし取ります。 -
歯面清掃
プラークを染色し、付着部位を確認します。ペーストと回転式器具を用いて歯面清掃を行います。
-
パウダーメインテナンス
球体状の細かい粒子で効果的にバイオフィルムを除去します。柔らかなパウダーなので組織を傷つけにくく優しくトリートメントします。
パワフルなジェット噴射により非接触で付着物の除去を広範囲でできるためブラシなど届かない箇所でも清掃が可能です。
クリーニング治療について
歯が黄ばむ原因について
歯の黄ばみ原因には、外因性変色と内因性変色に分かれます。
その中で、「外因性変色」には着色、清掃不良、「内因性変色」には歯質によるもの、加齢が挙げられます。
着色による黄ばみ
歯の表面につく汚れや色素が原因の黄ばみ、ステインとも呼ばれます。
ステインは、色の濃い食べ物(カレー、チョコレート、ベリーなど)や飲み物(コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワインなど)を摂取すると、付着しやすくなります。タバコも着色の原因です。
喫煙によりタバコに含まれるタールが歯にこびりつき、茶色くくすんできます。
ステインよりも粘着力が高く、取れにくく黄ばみやすいのが特徴です。
清掃不良による黄ばみ
歯磨きを怠るとプラーク(歯垢)が付着します。
このプラークは初め白いですが、放置すると徐々に黄色くなり、2日程で歯石となります。プラークと歯石は、着色の原因になるだけではなく、口臭やむし歯や歯周病の原因にもなります。
歯質による黄ばみ
歯の色は、歯の表面を覆うエナメル質とその内側にある象牙質の色に影響されます。
人種による違い
先天的にエナメル質がもともと薄い場合や象牙質の色が濃い場合、歯の黄ばみの原因になります。
人種によって歯の色は異なり、アジア圏の人の歯の色は欧米など白人に比べると、エナメル質が薄く黄色味がかって見えます。
テトラサイクリン系抗生物質による変色
歯の形成期(0~12歳頃)に抗生物質を摂取することで副作用として歯の変色が起こります。
歯に縞模様があったり、歯の色が灰色がかった変色を起こすのが特徴です。
エナメル質形成不全によるもの
歯の表面のエナメル質がうまく成長せず、くぼみや欠けた部分があったり、エナメル質の象牙質が露出して歯が黄色く見えたりします。
歯の形成過程で全身的に影響があった場合、外傷や歯根の周囲に膿瘍があるなど局所で影響があった場合、エナメル質形成不全が起こります。
神経が壊死した、除去した歯の変色
神経が死んでしまった歯は、歯の内部に血液が運ばれなくなり、古い血液成分や組織の代謝が行われなくなり、古いコラーゲン繊維が歯の象牙細管という細い管に溜まっていくため、時間が経つと変色していきます。
加齢による変色
歯の表面を覆っているエナメル質は半透明で、エナメル質の奥にある象牙質は黄色味がかっています。
歯が白っぽくみえているのは内側の象牙質がみえているためです。
加齢とともに、
①エナメル質がすり減って薄くなる
②内部の象牙質の色が濃くなっていく
そのため、加齢によって黄色味がかってきます。
歯のクリーニング治療
歯のクリーニングがおすすめの方
- セルフケアが十分にできない方セルフケアが苦手な人や忙しくて歯磨きに時間をかけられない人は、歯科医院でのクリーニングがおすすめです。
- 歯並びが良くない方歯並びが悪いと丁寧に歯磨きをしようとしても難しかったり、磨き残しや歯石がつきやすいです。
むし歯や歯周病が進行しないよう、専用の器具を用いた歯科医院でのクリーニングを受けるのが効果的です。 - 白い歯にしたい、ホワイトニングした白い歯を維持したい方より白い歯を手に入れたい人やホワイトニングしてキレイな歯を維持したい人は歯科医院でのクリーニングがおすすめです。
クリーニング治療を
受けるメリット
- むし歯・歯周病を
予防することができる歯のクリーニングは、むし歯や歯周病を予防するために非常に重要な役割を果たします。
専用の器具を用いて、プラークや歯石を取り除き歯の表面を滑らかにし、汚れが溜まりにくい状態にしておくことが重要です。プラークや歯石を取り除いた際に、その下にむし歯がみつかることもあります。
歯のクリーニングはむし歯や歯周病を予防すること、早期発見早期治療するために非常に効果的です。定期的に歯科医院で、歯のクリーニングを受けることは、口腔内の健康を維持するのに役立ちます。 - 口臭の改善・予防歯科医院でのクリーニングは、プラークや歯石を取り除き、口臭の原因となる細菌の繁殖を防止します。むし歯や歯周病の予防やトラブルを早期発見し、適切に処置を行うことで口臭の予防にもつながります。
- 本来の歯の色を
取り戻すことができる歯のクリーニングには、表面についたプラークや歯石、着色汚れを取り除くことで歯の黄ばみやくすみを改善し、本来の歯の色を
取り戻すことができます。歯の表面についたコーヒーやタバコの着色汚れは、歯ブラシや歯磨き粉ではキレイに取り除くことはできません。
歯科医院でのクリーニングでは、専用の器具を用いて着色汚れを取り除きます。これにより、歯の本来の白さを取り戻すことができます。
PMTCについて
PMTCとは
歯科医院で行われる専門家による徹底した歯面清掃のことをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、歯磨きで落とせない歯石や磨き残したプラークを全て取り除き、再度つきにくくなるよう研磨を行い、う蝕や歯周病になりにくい環境を整えます。
歯石について
歯石とは
歯の表面に付着した石のように硬くなった汚れの塊のことです。
プラークが残ったまま2、3日程で石灰化し、歯石へ変化します。歯石は表面が凸凹しているため細菌がつきやすく、むし歯、口臭、歯周病のリスクを高めます。
歯石があると起こる4つの問題
- むし歯や歯周病のリスクを高める歯石の表面は凸凹しており、そこにプラークが溜まりやすい性質があります。
むし歯や歯周病のリスクを高める要因となります。 - 歯茎の炎症を引き起こす歯石は、歯と歯茎の境や歯の根元に形成されやすいです。
歯石に含まれる歯周病原菌の感染により歯茎の炎症を引き起こします。 - 口臭の原因になるプラークに含まれる細菌が、食べかすなどのタンパク質を分解する際にガスを発生させます。
このガスは卵や魚が腐ったような臭いがすると言われます。歯石を取り除かなければプラークが付着していくため、口臭の原因となります。 - 歯が黄ばんで見える歯石は黄色っぽい色をしていますが、色素の強い飲食物をとっているとさらに着色していき歯が黄ばんで見えてきます。
歯石除去の方法について
歯に付着した歯石は、歯磨きでは取り除くことはできません。
スケーラーという専用の器具を用いて除去します。
歯や歯茎はデリケートなためプロによるケアが必須です。
自分で歯石を取ろうとして、爪楊枝や爪、フォークやナイフなどでやるのは危険です。
市販で歯石取りの器具を用いて自分で行うことも、歯や歯茎を傷つけたり、それによる感染を起こしたりするリスクがあるため、歯科医院で専門家による治療を受けるようにしましょう。
歯のクリーニング治療
の症例
case1
BEFORE
AFTER
主訴 | 歯石を取りたい、歯周病を治したい |
---|---|
治療期間 | 10週間 治療回数:9回 |
治療費 | 保険治療 |
治療内容 | ・歯周精密検査 ・TBI、スケーリング、機械的歯面清掃 ・TBI、再評価検査 ・SRP ・再評価 |
治療のリスク | ・歯周病の重症度により外科的処置を行わなければ治癒しない場合があります。 ・歯石がない状態は定期的に検診を受けてチェックする必要があります。 ・セルフケアや定期検診の頻度によって、時間経過で元に戻ってきてしまう可能性があります。 |
case2
BEFORE
AFTER
主訴 | 歯の汚れ、着色を取りたい |
---|---|
治療期間 | 治療回数:2回 (保険治療による検診、その後別日にPMTC) |
治療費 | ¥14,300 (PMTC:¥8,800、パウダーメインテナンス:¥5,500) |
治療内容 | ・染め出し ・パウダーメインテナンス ・歯間部清掃 ・歯面清掃 ・歯面の艶出し ・フッ素塗布 |
治療のリスク | ・着色や汚れは時間経過で元に戻ってきてしまう可能性があります。 |